朝5時00分 起床
気温華氏44度、6℃、厚い雲におおわれて、寒々とした夜明けですね。東の空の雲の切れ間にオレンジの光柱が見えていましたが、すぐに消え、いまは曇天です。しかし、西の空には、富士山が朝日をうけて、くっきり見えています。海水温が異なるのでしょうかね。浦賀水道にモヤのような白い霧が立って、そのむこうの房総半島の黒々とした山並みを消していくようです。湾に浮かぶ船は、その霧に飲み込まれて隠れていくものがり、浦賀水道の手前を行く船は、くっきり船体を見せて航行しています。
今朝の話題、小泉前総理大臣が、ピョンヤンへ行くかも知れないというニュースが流れましたね。遅々としながらも北東アジアの平和ストーリーは進んでいるようです。
が、しかし、ここはシロートのウラ読みをしたくなりますね。
なぜなら、小泉さんの訪朝は、間違った親米追随強行路線の失敗隠しの、いいわけ外交のような気がしますね。
まあ、総理在任時代の唯一の外交、存在証明のようなものですね。
これまでの一国行動主義から多国間外交へ方向転換するであろう、アメリカ外交ですので、空自隊のイラク撤退、燃料補給など後方支援体制の縮小など、大きな課題が残っていますね。しかも、しぶしぶイラクは<内戦状態である>と、アメリカが認め始めましたから、ニポン国のイラク派遣の根拠が総崩れしております。
そういう大義名分の総崩れから、自衛隊の「庁」から「省」への格上げで、海外派遣の本来業務というのを緊急で取り繕っておく必要があったってわけです。わかりますか?
民主党の小沢代表が、自衛隊の「省」格上げに、いちはやく賛成したのは、自衛隊をイラクへ派遣したことの政策失敗をカバーするために、海外派遣を<本来業務>にしちゃったわけ。理念も、なにもあったもんじゃない。
こういう取り繕いで、その場その場で繕い補修が出来るのですから、また、これまでもやってきたのですから<憲法改正>なんて、ほんとは必要ないんですよね。憲法の理念が高尚だから現実との矛盾がでてくる、これ、おおいにけっこう、これこそ憲法の本来機能ではありませんか。なにも、現実にあわせる必要なし、です。現実を本来へ戻せばいいのですよ。