朝5時00分 起床
気温華氏54度、12℃、くもり。今朝のニュースは、どこも中国、温家宝主席の訪日話題でもちきりですね。彼の国会演説といい、池田創価学会名誉会長との対談といい、天皇謁見の際のオリンピック直接招待の弁といい、経済界との会談といい、どれを見ても、<外交上手>ですね。
さすが、四夷をとりこみながら巨大化した伝統の国です。改革開放政策で、資本主義という長いものには巻かれながら大国に膨れ上がっていく思想。それが現在の中国思想ですが、中華意識のつよい軍部と、よくもまあ、うまくやってるものだと感心しますね。
一国二制度といい、戦略的互恵関係は、<日中>両国間にあるのでなく、人民軍部との戦略的互恵<関係>なのかもしれません。だってサ、国会演説の内容をよくよく聞くと、中国国内向け演説ですよね。中国4千年の長い歴史の中でのわずかな十数年間の不幸な日中関係と捉えるとらえかたは、さすがですね。歴史に向かう弁証法です。
中国は、北東アジアの平和と安定に確かな自信を持ったようです。「氷を溶かす旅」という比喩は面白いですね。そのたとえ話に薄氷を踏む思いを感じた人々は、たぶん保守系政治家だろうなあ。歴史認識のステージが違うということで。仮想敵論がこれからどー展開していくか楽しみです。なぜなら、北東アジア経済協同体の構築に向けての、折り合いのつけ方に、北朝鮮の存在が大きくかかわり始めている動きだからですね。
将来のこととはいえ、日中韓の戦略的互恵関係が、ゆっくり動き出しましたね。