朝5時00分 起床
気温華氏63度、17℃、眩しい天気ですね。東京湾は、海上にうっすらと朝きりがたちこめていましたが、すぐにモヤのようになってしまいましたね。ベタ凪です。この東京湾、じつはスズキの豊富な湾なんですよね。冬場の釣りで70~80センチクラスが釣れますね。調べてみるとスズキの漁獲高では、全国の30%の量を占めるのが東京湾なんですね。びっくりですね。
あっ、そ、そ、そう、いえば、せんじつ、ニポン人の食生活を海のものから牛肉などに戦略的に振り替えることができれば、アメリカやオーストラリアにすれば、大きな消費市場が生まれる可能がある、と、書きましたが、この視点から、政治状況を見回しますと、捕鯨問題も、自然環境問題というより、<クジラを食べさせない>ことに意義があるんですね。だからアメリカも捕鯨反対票を投じるわけ。なるほど。(笑い)
あと、この時期になると、ニポンの食文化では土用ウナギ。相模湾で稚魚のシラスが減ってきていますが、スーパーマーケットには輸入加工品のウナギが安価で出回っていて豊富な印象ですね。しかし、これは西洋ウナギの稚魚を中国が輸入して養殖し、半製品にしてニポンへ出荷しているもののようです。大西洋で、この稚魚の保護が言われ始めていますね。
先日は、ロシアが生きたカニの出荷を禁止しました。北海道のカニブームを支えているロシアからの輸入カニですが、これも生産地の稚カニ保護というか、乱獲禁止が理由のようです。
これらの状況を、安倍首相のロジックで、戦後レジュームの見直しという観点から言うと、ニポンの飽食文化、贅沢な食文化の見直しを迫られているという感じ。人口の増加とバブルで膨れ上がった飽食文化の見直しではないかな。過剰には、なんらかのブレーキがかかるもので、人の犠牲の上で疾駆しつづけることはできない。アメリカの反対票は、こういう時流にのったタイミングのいい一票で、その一票がまた自国製品の消費市場拡大の形成になるという戦略なんですね。つまり、言い方を換えるとニポン国では、戦後レジュームの改革をやっているつもりでも、それは<やらされている>ということではないかな。国際情勢が変わったから現状に合うように変革しようというのは、逆説的には、<変革させられている>ということかもしれない。
だいじなのは戦略的なビジョンですが。
う~ん、このロジック、唯我独尊、ま、お釈迦さまもびっくりする、ひとりよがりのロジックということで。
安倍さんのいう戦後レジュームというのは、ほんとは、伝統墨守唯我独尊の俗語かもしれない、ということ。