朝5時00分 起床
気温華氏60度、摂氏16℃、
きのうにつづいて、ことばのびっくり箱、これは認識の玉手箱なのか。(笑い)
なに、通勤途上、ラジオニュースをきいていたら、耳慣れないことばが飛び交っていたので、耳がゾウ君のようにダンボ状態になった。ん?(笑い)
耳に飛び込んできたのは、<持ち逃げ世代>、よくよくきいていたら団塊世代のことらしい。団塊のひとびとは、そろそろ定年のころ、退職金をもらって高齢化社会を豊かに生きようとしている。それで富も、保険も、かの世代に集中して豊かというわけで、将来先行き不安のあやしい若い世代から見たら、<持ち逃げ>だということのようです。
このことばを耳にしたとき、戦後のニポンをつくって来た人々と、その上にうまれて育った人間との違いを強く感じましたね。政治家にたとえて言い換えるなら、第一世代の人びと(岸佐大福中田)と、その後の世襲議員という感じ。
で、ひるがえって今の社会政策の構造改革、これって、<持ち逃げ>されないよう奪い返そうという道楽息子の危機的発想ではないかと思ったわけ。後期高齢者医療制度など、ことばは長寿医療制度といいかえているけど、内実は、75歳以上の姨捨ですよね。老人に自分の歯を石でガツガツ欠けっていってるようなものでしょ。食い物を若い世代に残せって。
今朝は、ラジオでそのことばを聞きながら、持続可能な社会の作り方の発想が、おそろしく貧困になってきているのではないか、社会政策にそれが現われてきているようで、そう驚天動地に感じましたね。
こういう「ことば」が平気で公共の場を闊歩しだしていること、予兆として記憶しておこう。