朝5時00分
気温華氏44度、摂氏6℃
放射冷却だって、冷え込んでいますね。ぶるぶるぶる。春駒劇団の女優、浅香れいさんから2009年度版ポスターをいただいた。もう、そんな師走なのですね。表紙の写真が、門付け祝いに巡遊する彼女たちが写っている、いい写真です。JA群馬が製作したもので、伝統文化がにおい立つような仕上がりの「ふるさと」ポスターです。
写真は、これ。(つーか、あとで掲載します)とりあえず、先に文章だけ。(笑い) 正月門付け祝福の春駒は、つい30年くらい前まで群馬・高崎の各地に見られたそうです。農事をはじめる前祝ですから、秋の収穫にむけて農家が本格的に活動開始するメデタイ遊芸ですね。こーゆー芸能をいろんな機会に演じながら研究している劇団です。彼女らが演じている関東の春駒、関西の七福神、それらがミックスしたかたちで伝承している山梨や佐渡、岐阜などの芸能、いろいろありますね。
いろいろ形を変えながら全国各地に豊かな芸能が広がっています。
そうそう、沖縄の正月ジュリ馬祭りの継承者でもあるんですよね。
笑いとエロ、そして豊かさ、さらに幸福をまねく、生命の躍動、そういうのを象徴化している芸能者たちです。むかしは養蚕農家をまわっていたようです。
今日の経済活動が、そういう文化というか、命を寿ぐ人間の顔を持たなくなってから、まだ、30年ですよ。派遣社員のように、企業活動の「調整弁」に人間を資材化しちまった世界とは、違う文化が、あったんですよね。命を寿ぎ、みんなが幸せになれる、そういう希望を芸能化したものでしょう。群馬JAの来年度ポスターを見ながら、そんなこと考えました。
浅香れいさん、ありがとう。あとで、ポスター写真を貼り付けますね。著作権ごめんね。(笑い)